昔話に新風を吹き込む
2005年4月7日掲載
古くは『日本書紀』『万葉集』にも記されている『うらしまたろう』のお話。諸説ありますが、現在私たちが読んでいる『うらしまたろう』は、『御伽草子(おとぎぞうし)』がもとになったものと言われています。
おはなし絵本クラブオリジナル版では、古来からのお話に基づき、児童文学界を代表する作家、小沢正さんが文章を構成しました。(以前ご紹介したハイパー絵本『さるかに』も小沢さんが手掛けています)
一方、柔らかなトーンで、美しく日本の風景を描いているのは、大庭賢哉さん。イラストレーター、漫画家としても数多くの作品を生み出し、今後のご活躍がますます期待されています。おもな作品として、漫画の単行本『トモネン』(宙出版)を出版されているほか、「ティーン・パワー」シリーズ(講談社)、「シノダ!」シリーズ(偕成社)など数多くの挿絵の作品があります。
大庭さんは、『うらしまたろう』の絵を描くにあたって、特に、海の色にこだわりました。「うらしまたろうが亀に乗って竜宮城に招かれる海はどんな海だろう? きっとあたたかくて明るいに違いない」と思いを巡らせて、海のシーンはエメラルドグリーンなど緑がかった色を多く使用しています。また禁断の襖をあけたシーンに広がる美しい日本の四季も見逃せません。
昔話に新風を吹き込むおはなし絵本クラブオリジナルの『うらしまたろう』。初めて出会う1冊として、新たなお話の世界をお楽しみください。
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