ここによみがえる! ドラマティックなアンデルセン
2005年5月6日掲載
アンデルセン生誕200年を記念しておくる「アンデルセンの絵本シリーズ」。ハイパー絵本の先陣を切るのは『すずのへいたいさん』です。このお話は、1838年、アンデルセン33歳のクリスマスに出版された『子どものための新しい童話集 第1集』(※)収録作品のひとつで、アンデルセンが「モノ」に生命感をあたえた初めての作品として高く評価されています。
160年以上の時を経てよみがえった『すずのへいたいさん』は、アンデルセンへの想いを胸に秘めた豪華スタッフが制作しました。原作をもとにした名文は、日本の児童文学界を代表する角野栄子さん。いわずと知れた、宮崎駿監督のアニメ作品『魔女の宅急便』の原作者でもいらっしゃいます。また、洗練された色彩感覚で、かわいらしさをもちつつも、すずの兵隊さんの不幸な運命、悲しみを淡々と描いていらっしゃるのは、数々の賞を受賞されているささめやゆきさんです。読み手の心に響く秀逸なナレーションは、名優・岸田今日子さん。幼い頃からアンデルセンに親しんできた岸田さんの意欲作でもあります。
なお、お話を彩るBGMは、ベートーベンの「トルコ行進曲」、スメタナの「モルダウの流れ」を絵本向けにアレンジしたものを使用していますので、ドラマティックな世界をお楽しみいただけることと思います。
アンデルセンの絵本はとても読み応えがあります。1冊を読み終えるまでの時間が、かなり長く感じられるかもしれません。でも、幼い頃にたくさんの絵本に触れておくことはとても大切です。お子さんには初めて出会う1冊、大人の方には新たな感覚で読み直す1冊として、ぜひ親子でゆっくりとお話を味わってください。物語にこめられたアンデルセンのメッセージを感じながら・・・。
※『子どものための新しい童話集 第1集』
子どものための新しい童話集には、「すずのへいたいさん」のほかに「ヒナギク」「野の白鳥」が
収録されています。「野の白鳥」は、おはなし絵本クラブのハイパー絵本として公開予定です。
■アンデルセン特集ページも合わせてご覧ください。
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