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ポポタムの絵本日記

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ポポタムの絵本日記

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ポポタムの絵本日記 絵本を読んでおやすみなさい
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バックナンバー ポポタムの絵本日記 絵本を読んでおやすみなさい
  Illustration by Daniel Hashima


2004年12月16日(木)

どうぶつはやくちあいうえお
『どうぶつはやくちあいうえお』
きしだえりこ=作 かたやまけん=絵
のら書店
今夜はプースケが珍しく言葉遊びの絵本を持ってきた。
私が早口言葉をしっかり早口で読んだあとプースケがくり返すと、
「きりんの きりぬき きりがない」が「きりんの きりぬり きりんがない」、
「にわのにわとり にわのとりっこ にらめっこ」が
「にわにわとり にわとりっこ にらめっこ」などとちょっぴり変化して楽しい。二人で笑いながら「あ」から「わ」まで読んだら、目が冴えてしまった。

 

2004年12月17日(金)
近所にはらっぱがある
近所にはらっぱがある。「公園」のように遊具が置かれていない、がらんとした今どき珍しい空間だ。プースケが通う保育所のみんなも、ここで遊ぶのが大好きだ。何もないから、何でも遊べる。そして遊びのなかから色んなお話が生まれる。はらっぱは想像力を鍛える場なのだと保育者から聞いた。そうやっていろんな子どもが入れ代わり立ち代わりここで遊んでいく。『はらっぱ』(童心社)は戦前から戦後にかけて何十年にもわたる、あるはらっぱの定点観測という趣向の絵本。この絵本を読むときにはいつも、ぼくがリアルに知っているこのはらっぱのことを同時に思っている。

『はらっぱ』
西村繁男=画 神戸光男=構成・文
童心社

2004年12月18日(土)
冬の炎
プースケの保育園で毎年末に行う催し「冬の炎」は、3才以上くらいの子どもたちが、次々にろうそくに自分で火を灯し、最後に一斉に吹き消すというもの。あばれん坊もワガママ娘も、このときだけは神妙な顔つきをしている。暗がりのなか、子どもたちの緊張した、でも自信たっぷりの表情が炎に照らされ、それを見ている大人はいろんなことを考える。しっかりと一つの炎を持っているプースケ。プースケは私に属する存在じゃなくて、たまたま私の子どもとして出会った、小さいけど一人の人なんだ。そして会の最後はみんなでいっしょにジョン・レノンの「ハッピー・クリスマス」を歌った。


2004年12月19日(日)
プースケは電車がすき
プースケは電車がすき。しゃべるようになる前から踏切で電車を飽かず眺めていたから、けっこうキャリアは長い。「読んで」と持って来るなかに電車絵本もあるのだが、これがぼくにはあまり面白くない。「電車のでてくる話」ではなく「電車そのものの本」なんですね。いっぽう「これはプースケが喜ぶぞ」と買ってきた電車絵本でも、あまり関心をしめさなかったり。ぼくには電車好きの心が分かっていないのだ。


2004年12月20日(月)
今夜の枕元本は混沌状態。
今夜の枕元本は混沌状態。
最近ピイコの枕元には少女向けファッション雑誌かマンガ。自分も高校生までそうだったくせに「またこんなのばっか読んでる」とか言ったりして。字が多いからいいとか、絵ばっかりだからダメとかいう言い方は成り立たない。批判するならまず読んでみて……と思って読んでみたらけっこうおもしろいんだこれが。

2004年12月21日(火)
大事なことはみーんな猫に教わった
『大事なことはみーんな猫に教わった』
スージー・ベッカー=作 
谷川俊太郎=訳
飛鳥新社
ピイコはうちの猫のグー(♂)とハナ(♀)のほかに、近所にも知り合いの猫がいる。イチ、マツ、ペロ、ソンポポ……そしていつもほっぺや鼻のあたまにひっかき傷をつくっているのだ。まだまだ猫に触りたいお年頃のピイコだけど、見てるだけでも猫って楽しいよ、と思って買ってきた一冊。ちなみに私が好きなページは「眠ることをバカにしてはいけない」と「気が変わってどこが悪いのさ」(という大事なことは猫に教わった、という本です)。


2004年12月22日(水)
カーブの多くて立体的なかっこいいやつ
今日プースケと作った線路は、カーブの多くて立体的なかっこいいやつ。未来都市みたい。まるで『だるまちゃんとかみなりちゃん』のカミナリの国。この絵本が出たころ(1968年初版)は、21世紀になったらこんな風になるんだと思ってたな。「銀河鉄道999」とか。あのころ想像していた未来に、近づいているのだろうか?

『だるまちゃんとかみなりちゃん』
加古里子=作
福音館書店
 
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家内制小出版◎ポポタム。大林えり子とサワダトールのユニット。子ども二人、猫二匹、金魚二匹と暮らしながら、絵本紹介の企画や編集、ミニコミや雑誌をつくったりしている。
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