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ミミィとミーヤンさん

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第12回・ミミィとミーヤンさんに聞きたい

ふたごの絵本作家ミミィとミーヤンさんの登場!
『コリゴリ ゴリタシリーズ』の作者はサンリオ・キャラクターの大好きなふたごとのこと。本当? 半信半疑でインタビューに向かうと、かわいらしい二人組を発見! もしやあなた方が?
コリゴリ ゴリタと はと はぐきさん コリゴリ ゴリタと
はと はぐきさん
ミミィとミーヤン・作/絵
おはなし絵本クラブオリジナル
コリゴリ ゴリタのたんじょうび コリゴリ ゴリタの
たんじょうび
ミミィとミーヤン・作/絵
おはなし絵本クラブオリジナル
コリゴリ ゴリタのごめんなさい コリゴリ ゴリタの
ごめんなさい
ミミィとミーヤン・作/絵
おはなし絵本クラブオリジナル
【ふたりでつくる】
ミミィとミーヤン:ふたごのミミィとミーヤンです。よろしく!
千木良:よろしくです。(ほんとにふたごだ!)
ミーヤン:ミミィとミーヤンというのは、オーストラリアにいたときのあだ名。オーストラリアの学校に留学してて。シドニーの広告代理店で、広告の仕事をしてました。
ミミィ:コカ・コーラのアートコンテストで2位をいただいて、その縁で代理店で働いてたんです。
ミーヤン:もともと広告とかポスターの仕事をしたかったんですが、絵本作家の友だちが多くて、やりたくなって。

千木良:どちらが絵でどちらがお話とか役割があるんですか?
ミミィ:二人で書いてます!
ミーヤン:例えば、「ゴリタ」の絵なら顔に丸とか、赤ちゃんでも描けるような簡単な線を使おう、と決めて、おぼろげにラフを描いていくんですよ。
ミミィ:できたラフをどっちかが精密にしたり、修正して完成させる。あと、最初にストーリーの起承転結を作って、それを二人でミーティングしてシーンを割っていくんです。
千木良:すごいなあ。
ミーヤン:最初のアイディアが決まると、結末もお互い同じように決まることが多い。決まんなかったら、もう、けんかで……(笑)
千木良:(爆笑)けんかですか?
ミーヤン:やっぱり、最後は力ですかね。(と、拳を握る)

ミミィとミーヤンさん
ミミィとミーヤンさん 【ナイス・コンビネーション】
千木良:すみません、あの、どちらがミミィさんでどちらがミーヤンさんなんでしょうか?
ミーヤン:こっちがミーヤンで。(写真右)
ミミィ:こっちがミミィ。(写真左)
ミーヤン:私たち3分違いで誕生。病院もふたごを取り出すのが初めてだったので、大騒ぎのうちに生まれちゃったらしいです。

千木良:性格は違うんですか?
ミーヤン:もう、全然違う!
ミミィ:得意分野も違うんです。
ミーヤン:文字を書くのはどっちかと言うとミーヤンが好き。ミミィは絵が好き。対人関係でも、ミーヤンは外交面担当。でも、ミミィのほうが喋る内容は深い、かも? 誰かと電話してて話がこみいってくると「ちょっと、ミミィ」と呼んで電話口の近くでしゃべること考えてもらったり。

千木良:すごいコンビネーションですね!
【ゴリタのディープな世界】
ミミィ:コリゴリゴリタは、吉本の芸人「三瓶さん」がイメージキャラクターなんです。
ミーヤン:ミミィが好きで(笑)お相撲さんとか、太った人が好きなんです。朝青龍とか。

千木良:確かにゴリタは三瓶さんに似てますね。私は「はぐきさん」が気に入りました。
ミミィ:歯も大事ですが、歯茎もそれ以上に大事です!
ミーヤン:実は、この話を書いてるときに歯が痛くなったんですよ。近所の歯医者さんに行ったんですが、クリーニングとか気持ちいいじゃないですか? 「もう来なくていいですよ」と言われるまでしつこく行きました。親知らずがこう(手をグーにして)、『招き猫』みたいに生えてたみたい。

千木良:ところで、コリゴリゴリタのシリーズはまだまだあるんですか?
ミミィ:もちろん! キャラクターがどんどん広がって。
ミーヤン:お父ちゃん、お母ちゃん、おじいちゃん、おばあちゃんの「4ちゃんもの」でどんどんストーリーができる。ディープにfamily tree(家系図)を書いたりも。友だちのお父さんがカンフーの先生だったりとか、そんなことまで決まってます。

千木良:人気が出て、いろいろなグッズが出るといいですね。
ミミィとミーヤン:わあ!
ミーヤン:でもグッズにするなら、絵本をたくさん作らないと媚びれないというか。
千木良:こ、媚びれない!?
ミーヤン:日本だと絵本は本屋さんに行ってもコーナーが小さい。その点マンガは毎週たくさん本屋さんに並ぶから、覚えてもらいやすい。負けないように、どんどん絵本を出さないとね。
ミミィ:オーストラリアでは絵本のコーナーはすごく広いんです。
ミーヤン:クリスマスはすごい! 向こうのクリスマスは夏なんですけど・・・。
ミミィ:もう、11月くらいになると本屋の一階が全部絵本になる! 絵本だと手っ取り早く、嫌がられることなく、ギフトにいいからみんないっぱい買っていくんです。
ミーヤン:でもね、インターネットだとね、どんどん更新できるし、部屋が狭くて本が置けないって人でもいいんじゃないの。日本の絵本は、クオリティとしては外国にひけをとらないと思います。

ミーヤンさん
ミミィさん

【ふたりの夢と「裏テーマ」】
千木良:お二人の野望というか夢はなんでしょうか。
ミミィ:まだまだ頭の中にキャラクターがいっぱいいる! ムーミンとか、世界がとっても深いから、ずーっと読んでいても底がない。そのくらいのを描けるといいな。
ミーヤン:芸能プロダクションのタレントさんのようにね、自分が考えるキャラがいっぱいいるから、ちょっとずつみんなを出していけるといいかな。「ひいき」なしで。

千木良:「ひいき」はないんですか?
ミーヤン:でもやっぱり、二人組ものはひいきしちゃう。あとどのお話にも実は裏の意味があって、例えば『クマの赤ちゃん』が出てくるお話を書いてるんです。最近、山から出て来たクマを危ないから射殺した事件が何度かありましたよね? でも、子供の頃から「危ないから殺せ!」って教えてしまうとそれは良くないと思うんです。友だちになって、違いを知れば、わかり合えるかもしれない。
ミミィ:そういうことを直接描くと「うるさいなあ」みたいな感じになっちゃうから、そっとね。
ミーヤン:残酷に考える人と、考えない人がいる。人の痛みも自分の痛みって知っていれば、優しさって自然に芽生えてくる。学習すれば「クマさんかわいそうだよ!」と言えるとおもうなぁ。

千木良:わー、そうですね。『コリゴリゴリタ』にも裏テーマがあるんでしょうか?
ミミィ:あまり「しつけ」的なことを絵本で言い過ぎるのはよくないと思うんです。子供と大人の違いってほとんどないと思うから。
ミーヤン:良い子が悪い子になるときもあるし。ゴリタには裏がない。大人の顔色をうかがったりしない、素直な子だからたまにドジしちゃう。

千木良:そっか。ゴリタは成長するんですね!
ミーヤン:ゴリタはどちらかと言うと要領の悪い、割に合わない子だけど、ドジすることで自分で考えて、理解していく。大人から命令されてただ歯を磨くのとは違うんです。歯が悪くなると困るのは自分だしね。
ミミィ:素直さがあればね、人は変わるし。そのへんがうまく伝わるように見えればいいな、と思います。
千木良:いいお話ですね。きっと伝わると思います。

ちなみにおふたりの色違いのセーターと手袋は、元アパレルデザイナーのお母様のお手製だそうでした。どうもありがとうございました。
角 角
  ミミィとミーヤンさん  
ミミィとミーヤン
東京都生まれ。双子姉妹。
共に、オーストラリアN.S.W州立TAFEシドニー校卒業。グラフィックアート準学士号取得。
在学中、コカ・コーラ社オーストラリア アートコンテストで、二人で創作した2作品共に2位入賞。
シドニーの広告代理店で見習いをしながら、絵本づくりをはじめる。
 
角 角

角 角
  千木良悠子 千木良悠子   1978年東京生まれ、慶応義塾大学卒。作家として小説「猫殺しマギー」(産業編集センター)を出版しているほか女優や映画監督としても活動。現在「おはなし絵本クラブ」にてウェブ絵本を製作中。
角 角


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